読み物
2020/11/04 20:56
冬に備えるための考え方
みなさま!ついに11月がやってきました。SAGYOディレクターの伊藤洋志です。来月には「寒いですね」とお互い言い合う日々がやってきます。日本の働く衣服である野良着をつくっているSAGYOから、冬支度のおすすめをお知らせいたします。新暦でいえば今年はあと2ヶ月ですが、旧暦では残り3分の1です。どっちにしてこれから3ヶ月の冬がやってきますので、備えるなら11月、今です。状況が状況だけに例年に増して風邪をひかないようにしたいところです。
いきなり商品の紹介をするよりも、そもそも寒さに備えるとはどういうことか、を考えていきたいと思います。
腹を出すと風邪引くぞ−守るべきは急所
もう一つの急所はお腹。子供の頃にお年寄りに「腹を出すと風邪引くぞ」と何回も言われた方もおられるかと思います。腹が冷えると内臓が弱るので体調を壊しやすいです。余談ですが内臓は揺れると疲労しやすいので、長時間馬に乗って移動するときにはお腹にさらしを巻いたり紐を締めるとかなり疲れにくくなります。長距離移動が多い方は、晒しなどをお腹に巻いて軽く締めるのも吉です。
まとめると急所を守れ、これが大事です。頭と指に関してはSAGYOではまだ開発できておりません、これは他のメーカーさんのものでお願いします。お腹が冷える件については、後日新商品をお知らせできるかと思います。こちらはどうぞ楽しみに。
マグロ漁船の靴下が足を守る
分厚い靴下はサイズは2種類(大小)のみ
それだけにこのマグロ漁船の靴下の保温力と断熱力は圧倒的です。一般的な靴下と比べると肌着を1枚減らせる、もしくは防寒着を一段軽くできるような気がします。あるユーザーさんからはルームシューズがわりに履いていると教えてもらいました。別名ルームシューズキラーでしょうか。
これだけ分厚くできるのは、そもそも糸が太いからです。簡単なことのようですが太い糸で靴下をつくれる旧式の機械は少ないのであります。
実は、旧バージョンはSAGYOディレクター伊藤の友人の実家で製造していたものです。その友人にはマグロ漁船の靴下とコンバースの布靴で真冬のモスクワ滞在を乗り切ったという伝説があります。私自身も使っていて「そんな薄着で大丈夫?」と行く先々で驚かれていたのですが、ある日、製造中止になってしまいました。
ならば!とSAGYOで製造場所を探して、復刻した次第です。復刻の障壁は、太い糸で靴下を編むこと。これには旧式の機械が必要です。奈良県で見つかりました。
仕様はほとんど変えていないのですが、素材を綿からウールに変えて蒸れにくくしつつ、滑り止めをつけました。ウールに変えた実感としては、圧倒的に蒸れにくくなりました。このへんは羊毛の吸湿性の賜物です。なんやかんや天然素材は強いです。何しろモンゴル高原の羊はマイナス40度の冬を服を着ずに(当たり前か)、乗り越えているぐらいです。
靴下さえ温かければなんとかなるものは多く、少しの寒さなら靴下を分厚くしておけば衣類は薄着にしても耐えられ体は軽くなりますし、寒い時も足元は冷えない。2530円の元は取れまくる品物と存じます。逆に、どんなに高級ダウンジャケットを着ていても足元がおそろかだと冷えます。注意していただきたいところでです。
色は三種類
以上、SAGYOの冬の支度、まずはマグロ漁船の靴下をおすすめいたしました。赤、灰、緑の3種類!サイズは2種類なので、贈り物にも好適です。特に寒さに弱くなる年配の方にお贈りしていただけると嬉しいです。
マグロ漁船の靴下
https://shop.sagyo.jp/categories/2051762
<素材> 表糸上側:アクリル100%
表糸下側:毛85% ナイロン15%
裏糸:ポリエステル,ポリウレタン
贈り物にもぜひ、分厚さに驚かれること間違いなしと思います!
SAGYO 伊藤洋志