読み物

2024/04/25 16:55





【SAGYO-名店主インタビューシリーズ】
野良着の国内製造を地道に行うインディーズメーカーのSAGYOが、各地の独立系の名店主にインタビューするシリーズ。
第二回は4月16日(火)から30日(火)までSAGYOの試着販売会を開催される鹿児島県霧島市の「こまもの屋 沖玉」の井之上さんです。

衣類には記憶が残るなどと聞きますが、どういう場所で買うかというのはその後の服との付き合い方にもよい影響があるかと思います。「この服はどこどこで買った」という話題を着るたびに思い出して楽しくなるなら最高でしょう。

そんなわけで、お店で購入する楽しさを増す一助になればという願いも込めて各地の名店主をご紹介いたします。

===SAGYO鹿児島県霧島市販売会===
会期:4/16(火)-30(火)
期間中4/18.28はお休み
会場名:こまもの屋 沖玉
住所:鹿児島県霧島市隼人町小浜63-1
『SAGYOの野良着販売会』

【こまもの屋沖玉 井之上さんインタビュー】
ー最初に、SAGYOを取り扱うことにしたきっかけとその理由があれば教えてください!

井之上さん)
販売会をさせていただく数年前にお客さんにSAGYOさんのお話は聞いていて、数年後、個人的にパンツを探していた時に、「お、いいな〜」と思ったらSAGYOさんでした。
その時に知った、(春夏・秋冬のような)シーズンで作っていないということと、「風景」というワードに感動しご連絡させて頂きました。

ー個人的に購入してくれたのは嬉しいですね。その数年後に販売会を開催したいとご連絡いただいたのは何かきっかけがあったんでしょうか?

井之上さん)
特にこれというきっかけはないのですが、今だな、いいなと思った記憶があります。

ーちなみにお店を開いたきっかけと、もし名前の由来があれば教えてださい。

井之上さん)
沖玉というのは土地の字(あざ)名です。以前は別の場所でで違う名前で店をしてましたが、移転した時に、なんかいいなと思って店名にお借りしました。

お店を開いたきっかけは、大人になったらどんな感じで生きようかなと考えていたら、お店やるのがいいかもな、となりました。

広々した敷地で外壁の焼杉が印象的な場所です
ーこれまでに開催した時のお客さんの反応はいかがですか?

井之上さん)
最初は「野良着?」「作業着?」「おしゃれ作業着?」「???」という感じでしたが、
一度着ると皆さん特に理屈なく肌でいいねとなるようで。今ではリピーターさんがほとんどです。職場や畑や庭など大事にしている場や、大切な趣味の場で着てくださってる方も多く嬉しいです。

ーもう会期はじまっていますが、お茶の産地巡りをされている旅の途中のカリフォルニア在住の方も購入いただいているようで嬉しいです!普段はどういう感じのお客さんが多いんでしょうか?

井之上さん)
喫茶もしてるので喫茶はご近所さんも多いです。霧島という土地柄か移住の方や旅の人も多いです。

お茶の産地を訪ねる旅の途中の方も

ー近所の方も来て、旅の方も来るというのは一つの理想的なお店の風通しですね!
SAGYOの野良着についてご自身が着用してみての感想と、気に入っているアイテムとその理由があれば教えてください。

井之上さん)
ほぼ毎日庭や畑で作業してから店を開け、海と山に囲まれた土地で暮らしながら、旅も好き、たまには街に用事もある私にはどのアイテムも大活躍!

そんな中で一番と言われたら、「もんぺ ひらく」です。とにかくあらゆる場面で着ています。
同じもんぺひらくをご購入くださったお客さんが、お母さまに「あんた、ズボンはそれしか持ってないのね?」と言われた〜と聞きましたが、間違いなく私も仲間です。。。

ーご自身も菜園などをされている方に販売会やってもらえるのはSAGYOスタート時の夢だったので嬉しいです!SAGYOへの今後の期待があれば一言お願いします。

井之上さん)
ぜひ、鹿児島にSAGYOの皆さん来てください^^

着ると体も心も喜んで長く着れて、ほつれてもお直しして着たいなと思うような衣服が続くことを応援しています。

(SAGYOディレクター伊藤から一言)
小さな菜園を手入れしながらお店を運営されている井之上さんはSAGYOとしては一つの理想的な販売会パートナーです。送っていただく写真の背景が海と山と気持ちの良い景色で、こういうところで野良着を試着して選べるのは羨ましい限りです。温泉も素晴らしい土地なのでぜひ遠方の方も訪れていただきたいです(私たちも訪問の機会を伺っています)。
海も山も近いSAGYOにふさわしい場所です

(他のインタビューもあります)